大谷翔平の食事|「味より栄養素」二刀流を支える食習慣5選と真似できるポイント

大谷翔平がWBCで1日に食べていたゆで卵の数を知っていますか?
答えは16個。チームメイトが「マネしたけどキツくて無理だった」と語るほどの量を、毎日淡々とこなしていました。しかも、その大好物を「血液検査で合わないと出た」瞬間にピタリと断つ——。大谷翔平の食事管理は、私たちの「健康的な食事」という常識をいくつも覆します。
この記事では、管理栄養士・大前恵さんの証言、高橋宏斗投手らチームメイトの目撃情報、本人インタビューをもとに、大谷翔平の食習慣の核心を解説します。「大谷の食事術」の中に、明日から自分の生活に取り入れられるヒントが必ず見つかります。
目次
- 高校時代|どんぶり飯13杯・7,000kcalで20kg増量
- 大谷翔平の食事哲学|「おいしさより栄養素」
- こだわり① タンパク質を毎食60g確保する
- こだわり② 血液検査で「大好物でも即断つ」
- こだわり③ 自炊を覚えて食環境に左右されない体にする
- こだわり④ 炭水化物を削らずエネルギーの柱にする
- こだわり⑤ 睡眠10〜12時間を「回復トレーニング」として扱う
- 一般人が今日から始められる5つのポイント
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
高校時代|どんぶり飯13杯・7,000kcalで20kg増量
大谷翔平が岩手・花巻東高校に入学したとき、身長は186cmながら体重はわずか66kg。「細すぎる」が将来の課題でした。
花巻東野球部には「1日どんぶり飯10杯」というノルマがありましたが、大谷には特別に13杯(朝3杯・夜7杯+練習合間のおにぎり)という目標が課されました。どんぶり1杯を約500kcalと換算すれば、米だけで約6,500kcal。おかずを含めれば1日約7,000kcalに達した計算です。
この食トレの結果、わずか1年半で体重は20kg増の86kgに到達。193cm・86kgの体を手に入れた大谷は、卒業時に球団スカウトが注目するほどのフィジカルを作り上げました。
「量を食べれば体が変わる」という体験は、その後の大谷の食事哲学——「目的から逆算して食事を設計する」——の原点になっています。
大谷翔平の食事哲学|「おいしさより栄養素」
大谷の食事観は、一般的な感覚とは根本的に違います。日清製粉ウェルナCMのインタビューで、本人はこう明かしています。
「特にオフシーズンはおいしさというより、栄養素として食べている感覚だった。楽に早く食べられることを重視していた。」
さらに渡米後の食生活については「基本的には同じものを同じ量だけ食べて、メニューも変えない。その方がいろんなことがわかりやすい」とも語っています。
「食べることを楽しむ」ではなく「食べることでパフォーマンスを上げる」。 この一点から逆算した食事管理が、二刀流を可能にした土台です。
こだわり① タンパク質を毎食60g確保する
管理栄養士・大前恵さん(明治所属)は、大谷のために「1食あたり60gのタンパク質」を確保できるよう3品のおかずを組み合わせて作り置きしていると取材で証言しています。
一般的な成人が1日3食合計で摂るタンパク質の量を、大谷は1回の食事で確保している計算です。
| 主なタンパク源 | 特徴 |
|---|---|
| 鶏むね肉・ささみ・もも肉 | 高タンパク・低脂質の定番 |
| 白身魚 | 消化が良く回復をサポートする |
| サーモン・まぐろ | 良質な脂質(オメガ3)も同時に摂れる |
その徹底ぶりは、チームメイトの証言からもわかります。2023年WBCで侍ジャパンに参加した中日・高橋宏斗投手はこう語っています。
「大谷さんは毎回ゆで卵を3個食べていた。タンパク質を摂ることを気にされていたと思う。マネしようとしたけど、口がぱさぱさになってキツくて無理だった。」(中日スポーツ)
また日本ハム時代のチームメイト・伊藤大海投手も、大谷が間食にゆで卵4個を食べていたと証言。3食+間食を合計すると1日16個のゆで卵を消費していた計算になります(女性自身)。
こだわり② 血液検査で「大好物でも即断つ」
大谷が食事管理の軸に据えているのが血液検査です。好き嫌いや感覚ではなく、検査データをもとに「自分に合う食材・合わない食材」を科学的に判断します。
「験担ぎでは食べない。血液検査をして、自分に合う食材、合わない食材によって決める。1%でもいい結果が出るように食べているものを決めている。」(中日スポーツ)
この姿勢が生んだ最も驚くべき決断が、大好物の卵を断ったエピソードです。時系列を整理すると、2020年オフシーズンに血液検査で卵が「今は自分に合っていない」と判定。この結果を受けて即座に食事から除去しました。その後、体調の変化に合わせて摂取を再開しており、再開後の2023年WBCでは1日16個の卵を食べる姿がチームメイトに目撃されています。
「卵アレルギーということではない。全然食べられるけど、今はあまり食べていない。検査をして、自分に合っている食材・合っていない食材を血液検査で出して(決めている)。」(Full-Count)
同時期に**グルテン(小麦タンパク)**も控えていたことを公言。その後は卵の摂取を再開しています。
「好きだから食べる」「みんながいいと言っているから食べる」ではなく、自分の体のデータに従う——この判断基準が、大谷の食事管理を他のアスリートと一線を画すものにしています。
こだわり③ 自炊を覚えて食環境に左右されない体にする
大谷の食事管理が他のアスリートと異なるのは、「環境が変わっても食事の質が落ちない仕組み」を自分で作っている点です。年間を通じて遠征が続くメジャーリーグでは、外食頼みでは食事の質が安定しません。大谷はこの問題を「自炊できる自分になる」ことで解決しました。
専属コックに料理を教わりながら技術を習得し、渡米後はシンプルな食事を自ら作る生活を続けていました。
「ソースは使わず、塩胡椒で味付けしたパスタに鶏肉と野菜を組み合わせていた。楽に早く食べられることを重視していた。」(日清製粉ウェルナCMインタビュー)
また食材選びについてはこうも語っています。
「栄養科学や食事の仕方を勉強して、世界のどこに行っても問題なく食べられるようにした。特別なことをしてもらう必要がない。」
現在は結婚後に「妻が作ってくれることが多い」とインタビューで語っていますが(ORICON NEWS)、食事管理の基本方針は変わっていません。
こだわり④ 炭水化物を削らずエネルギーの柱にする
こだわり③で「何を食べるか」の環境を整えたなら、こだわり④は「何を削らないか」の判断です。「ダイエット=糖質制限」という発想とは正反対に、大谷は炭水化物を積極的に摂ります。2020年頃は血液検査の結果を受けてグルテンを控えていた時期もありましたが、2025年に日清製粉ウェルナとコラボを実現させていることからも、現在は取り入れていることがわかります。
「炭水化物としても優秀なので、オフシーズンもシーズン中も変わらず一貫して摂る食品のひとつ。」(日清製粉ウェルナCMインタビュー)
大量のエネルギーを消費するアスリートにとって、炭水化物は「削る対象」ではなく「動力源」です。シーズン中の摂取カロリーは一般20代男性の約2倍にあたる約4,500kcalが目安とされています。
こだわり⑤ 睡眠10〜12時間を「回復トレーニング」として扱う
食事と同等、あるいはそれ以上に大谷が重視しているのが睡眠です。
「寝ていいと言われたら、いくらでも寝られます。」(Number Web)
夜は10〜12時間の睡眠に加え、試合前の昼寝も組み込む習慣があります。「大人が毎日半日近く寝る」という感覚は一般の常識から外れていますが、大谷にとって睡眠は「休養」ではなく「回復のためのトレーニング」という位置づけです。
食事で摂ったタンパク質は、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって体の回復をサポートします。食事と睡眠をセットで管理することが、過密なシーズンを乗り切る回復サイクルの核心です。
一般人が今日から始められる5つのポイント
大谷の食習慣をそのまま真似することは現実的ではありませんが、発想のエッセンスは誰でも取り入れられます。
- 毎食に高タンパク食材を1品足す:鶏むね肉・魚・豆腐を1品追加するだけで、食事の質が変わる
- 炭水化物を削りすぎない:活動量に見合った量の主食を確保し、エネルギー不足を防ぐ
- 作り置きで食事の質を安定させる:週に一度まとめて作り置きすれば、忙しい日も食事水準を保てる
- 年1回の血液検査で自分の体を知る:健康診断の数値を活用するだけでも「自分に合った食事」への第一歩になる
- 睡眠7〜8時間を確保して栄養の吸収をサポートする:食事と睡眠はセットで管理する
タンパク質を手軽に補いたい方へ
毎食60gのタンパク質を食事だけで確保するのは、一般人にはハードルが高いのが正直なところです。忙しい日や外食が続く日は、プロテインサプリで補うのが現実的な選択肢のひとつです。
選ぶ際のポイントは「人工甘味料の少ないもの」「1食あたりのタンパク質量が20g以上のもの」の2点。具体的なおすすめは以下の関連記事を参考にしてください。
関連:プロテインサプリおすすめランキング(準備中)
よくある質問(FAQ)
Q. 大谷翔平の食事で真似しないほうがいい点はありますか?
A. 大谷本人が「あんまり繊細になりすぎないように」と語るように、食事に過度に神経質になることは推奨していません(日刊スポーツ)。また「1日16個の卵」「7,000kcalの食事」は特殊な体格・運動量に合わせた量です。一般人がそのまま模倣するのは逆効果になる可能性があります。
Q. 大谷翔平はどんな食事を毎日食べていますか?
A. 公開されている情報では、鶏むね肉・白身魚・サーモンなどの高タンパク食材を中心に、パスタや米などの炭水化物を組み合わせた食事が基本です。管理栄養士・大前恵さんと連携し、1食あたり60gのタンパク質を確保することを意識しています。
Q. 大谷翔平は卵をたくさん食べているのですか?
A. WBC(2023年)の時期にかけて、1日16個相当のゆで卵を食べていたことが複数のチームメイトの証言で確認されています。ただし、2020年のオフシーズンに血液検査で「今は合わない」と判定されたため一時除去し、その後再開しています。
Q. 大谷翔平はグルテンフリーですか?
A. 2020年頃に血液検査を受けた際、グルテンを控える判断をしたことを公言しています。ただし2025年には日清製粉ウェルナとコラボしてパスタを「一貫して摂る食品」と語っており、現在は厳格なグルテンフリーは実践していないと考えられます。
Q. 大谷翔平はサプリメントを飲んでいますか?
A. 2020年頃の報道では1日複数のサプリメントを摂っていたとされていますが、詳細な種類・量は公表されていません。ドーピング規定が厳しいMLBでは認定済みサプリメントのみ使用可能なため、選択には慎重を要します。
Q. 高校時代のどんぶり飯13杯は普通の人でも参考になりますか?
A. 高校時代の食事量は「成長期の増量」という特殊な目的のためです。一般の成人がそのまま真似すると過剰摂取になります。「必要なエネルギー量に合わせて食事を設計する」という発想を参考にしてください。
関連記事
まとめ
大谷翔平の食習慣の本質は、**「自分の体のデータに正直に、目的から逆算して管理する」**ことにあります。
高校時代のどんぶり飯13杯という体づくりから始まり、メジャーでは血液検査・管理栄養士との連携・自炊スキルの習得へと進化。大好物の卵ですら検査結果が出た瞬間に断つ判断が、その姿勢を最もよく象徴しています。
まとめポイント
- 「あんまり繊細になりすぎないように」——完璧主義より継続できる仕組みを優先(大谷本人の言葉)
- 高校時代にどんぶり飯13杯・約7,000kcalで1年半に20kg増量。「目的から逆算する」食事哲学の原点
- 「おいしさより栄養素」「楽に早く食べる」が現在の食事の基本姿勢
- WBC時代は1日16個のゆで卵をチームメイトが目撃。管理栄養士が1食60gのタンパク質を基準に設計
- 血液検査でNGが出た大好物の卵・グルテンを即除去し、その後再開——「感覚ではなくデータで選ぶ」
- 炭水化物は削らずエネルギーの柱として維持(約4,500kcal/日)
- 睡眠10〜12時間を「回復トレーニング」として食事とセットで管理
今日からできる3ステップ実践チェックリスト
- 毎食の食事に鶏むね肉・魚など高タンパク食材を1品加える
- 主食(米・パスタ)を活動量に合わせて確保し、削りすぎない
- 睡眠7〜8時間を確保して、食事と睡眠をセットで体の回復をサポートする
※本記事の情報は一般的な健康・栄養情報の提供を目的としており、医療アドバイスではありません。 食事制限や持病のある方は医師・専門家にご相談ください。
【参考・出典】
- 中日スポーツ「大谷翔平が緻密な"食事"を語る『験担ぎでは食べない』『血液検査をして、自分に合う食材、合わない食材によって決める』」
- 中日スポーツ「今季1号の大谷翔平、パワーの源は卵料理 侍同僚の中日・高橋宏斗も『大谷さんはすごく卵を食べていた』」
- BuzzFeed Japan「大谷翔平『特にシーズン中は多めに…』ストイックな食生活を告白」(日清製粉ウェルナ×大谷翔平インタビュー)
- BuzzFeed Japan「大谷翔平が求める『プロの答え』とは。活躍を支える女性に聞いた」(管理栄養士・大前恵さん取材)
- Full-Count「大谷翔平、オムレツ断ちにグルテンフリー導入」(2020年11月)
- ORICON NEWS「大谷翔平、"自炊"から一転…現在は『妻が作ってくれることが多い』」
- Number Web「『寝ていいと言われたら、いくらでも寝られます』大谷翔平が明かした"12時間睡眠"の秘訣」
- アスレシピ「どんぶり飯1日10杯で20キロ増、大谷翔平は高校時代に強い体をつくった」
- 女性自身「大谷翔平をつくった驚異の食生活 ゆで卵1日16個にバンズ抜きバーガー!」
- 日刊スポーツ(Yahoo!ニュース)「大谷翔平、食生活のこだわりは特になし『あんまり繊細になりすぎないように』」
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